俺の履歴書〜2社目〜

俺はDラン大学を卒業し、4回の転職を経て現在は東証一部上場企業に在籍している。

これまでのどの判断や行動が今のキャリアをかたちづくったのか判らないので、箇条書きに整理して就職や転職必勝法をお伝えすることはできないが、俺が重視してきたことや行動についてお伝えしたい。

2社目はひたすらスキルアップを目的にしていた。

営業からプログラマーへのキャリアチェンジを成功させる事が目標である。

プログラマーへジョブチェンジ

2社目はシステムエンジニアを派遣する会社に所属した。

1社目の営業時代はPCを全く使いこなせていなかった。検索すらもままならない状態で、2社目に入社してから「ググる」という言葉とGoogleという企業を知った位だ。

しかし時代はインターネットバブル末期である。一応就職前に勉強したとは言え、文系上がりのなんちゃってプログラマーを快く雇ってくれた。

入社当時はよく理解していなかったが、どうやら顧客企業に常駐してシステムカイハツをするらしい。特に自社内で仕事をしないという事に酷く驚いた事を記憶している。

要は人材派遣会社だったのだ。まぁこちとらプログラマとしての経験値を稼ぐ事を目的にしているのでどこでも良い。

事前に心の準備をしておく

1日目の通勤中に自分に強く言い聞かせたことがある。

「俺はITに関しては無知である。そして中途なのだから、経験値豊富な年下が居るはずだ。その年下からバカにされる事も覚悟しよう。」

1社目では最後の数ヶ月はチームリーダーというポジションにいた。4〜5人のチームメンバーに偉そうな態度で成績を上げるノウハウを指導するという仕事だ。(余談だが、今から考えるとこの時のチームマネジメントは最悪で全くチームの成績は振るわなかった。)

前職では人に指示を出したり講釈を垂れていた訳であるが、新しい職場であるだけならいざ知らず、新しい職種に就くのである。しかも経験値はゼロ。まぁ普通に考えて敬意を持たれる事は無いだろう。それが、年上ってだけで偉そうな態度を取っていればどうなるかは明らかだ。

この会社における俺の目標は経験値を稼ぐ事である。年下でも誰でも教えを乞わなければならない。

ところが、漠然とそう思っているだけではいざバカにされた時、咄嗟には対応できないものだ。行動には出なくても羞恥心やプライドが邪魔をして不快感を感じてしまう。

そうならない為に事前に心の準備をちゃんとしておく必要がある。disられ耐性を高めておくのだ。

ゲームでもそうである様に、耐性を高める魔法を習得していても事前に唱えなければ効果は無い。この儀式は何となく準備しておいても効果は無い。

今になって思えばこれも1社目で獲得した言葉の力によるものだろう(言葉の力は「俺の履歴書〜1社目〜」を参照されたい)。

案の定、2年間俺の教育係は年下だったし散々バカにされた。その度に「エヘヘ」なんて顔しながら教えを乞うてた。

幸い初日に唱えた魔法の効果はこの間ずっと続いてくれた。

スキルアップフェーズは給与に拘らない

2社目における年収は凡そ350万円だった。1社目の最後は280万円位だったので70万円は上がった。

社会人4〜5年目としてどうなんだろうか。他人と比較もしてこなかったので判らないが多分低いほうでは無いだろうか。

だが1社目、2社目共に会社選びの基準に年収は入れてなかった。両社ともスキルアップを目的にしていたので、給与は貰えるだけラッキーという考えだった。勿論全く貰えないと困るが…。

まだ勝ち組、負け組の様な概念が(少なくとも)俺の中に無かったのがよかったのかもしれないが、社会人経験が浅い時期は給与なんかよりも自己成長全振りで考えた方が良い。

スキルアップを続けていけば、自ずと俺にかかるコスト(給与)と俺のもたらす価値(売上)が逆転する損益分岐点を迎える。

「自分の値段を釣り上げるのはそれからだ。」と考えていた。

今時でいうと「市場価値」という概念になろうか。

最近はSNSで他人の生活に触れる事が富に多くなっており、つい自分の境遇と比べてしまうことがあると思うが、百害あって一利なしだ。

他人を軸に置いて自分が回るのは、自らの価値を自分の手で貶める行為であると戒めるべきである。

転職を決意

この会社は2年間だった。

いくつかプロジェクトを渡り歩いたが、ある大手IT企業のマス向けWeb購買システムの開発ではプログラミングだけでなくDBも勉強させて貰った。

一通り勉強して、頭でしか理解していなかったシステム開発を身体でも理解することが出来た。

学校の勉強でも経験した事は無いだろうか。今まで点として理解していた事柄がある瞬間に繋がり、線となって実感を持って身に付いたと思える瞬間が。

俺は高校の世界史で体験したなぁ。

ある時、仕事をしていたらその感覚を覚えた。

よし次だ。

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