俺の履歴書~1社目~

プロシュート兄貴

俺はDラン大学を卒業し、4回の転職を経て現在は東証一部上場企業に在籍している。

これまでのどの判断や行動が今のキャリアをかたちづくったのか判らないので、箇条書きに整理して就職や転職必勝法をお伝えすることはできないが、俺が重視してきたことや行動についてお伝えしたい。

1社目で培ったことを一言で表すなら「モチベーションコントロール手法」だと思う。

如何にしたらできるだけ楽にモチベーションを安定させることができるか。アップでもダウンでもない。安定が大事だ。

目標を設定しその意思を貫く

会社に入社するときに(又は入社後でもいいが)、何かその会社に在籍している間の目標を設定しそれを達成しよう。

俺はこれから入社する会社がどんな会社であれ3年間は働き、3年後にその後の方針を決めると決めた。

今振り返ると頭の悪そうな目標設定だし、「とりあえず3年は我慢しろ」みたいな古い考え方だが、これは絶対に達成しようと決意したのを覚えている。

大事なのは設定された目標の中身ではなく、設定された目標を達成する「意志の強さ」だと考えている。

この目標達成に向けて一歩一歩着実に積み上げる努力はどんな職場でも大事になるし、困難な時にやり抜く自信にもなる。

まぁこういうのは習うより慣れろだ。適当に目標を設定して達成してみよう。

設定するのは少し背伸びすれば届く目標がいいと思う。

自分の言葉の力に気をつけろ

3年勤続は難しいのか。これは環境にもよるだろう。

当社の新入社員在籍率は入社1年後には50%を割っていた。

在籍期間中の年収が300万円台を達成する事は無かった。

まぁ今でいうブラック企業だ。

するとどうなるか。

入社1か月目から同期が集まって話題になるのは「いつ辞めるか」である。

入社後1年で50%以上は離職していたと記憶している。

俺はこの手の話には付き合わないようにしていた。感化されるのが怖いからだ。

感化で恐れるのは他力によるものではない。自分自身だ。

自分の口から発する言葉は凄い力を秘めていると感じている。

他人の言葉はそれほど自分の心を動かさない。

他人の言葉が自分の心を動かしたように思うのは、それは自分が期待した言葉だった時や新たな発見があった時だ。

一方で自分の言葉は怖い。

少し、心の片隅で思っている事を口に出した途端、それは事実となって自分の心を占めていく。

鏡に向かって自己暗示をかけるっていうアレである。鏡に向かってやると効果が早いだけで、鏡に向かわなくても発言は思考や行動を変える力を持っている。

従って、辞めるネタの集まりには参加しないよう、付き合う同期は選ぶよう注意した。

余談だが、普段から辞める辞める発言をしている同期に限ってなかなか辞めないか一緒に辞める仲間を探している。アレは同志を募るPR活動だ。

優秀な奴だと一目置いていた同期は退職が決まった後にその事実を伝えに来るだけで、いちいち事あるごとに「辞めたい」だの「辞める」といった発言はしない。

前者の同期が辞めたい発言をした時に、「早く辞めればいいじゃん。時間勿体無くね。」と言ったら「俺ちゃんさー、そうじゃないでしょ労わってよ。」だそうだ

「ブッ殺す」と心の中で思ったならッ!
その時スデに行動は終わっているんだッ!

出典元:集英社出版 荒木飛呂彦著『ジョジョの奇妙な冒険』

プロシュート兄貴ィッ! やっぱり兄貴ィはスゲェーやッ!

言葉の力はプラスにも使えるが、当時の俺はマイナスに作用しないように抑制する意識しかなかった。プラスの活用は今でも結構難しいと思っている。

他人と競わない

もう一つ、1社目で得た大事な知見がある。

他人と自分を比べることを辞めることだ。

他人と競い合うことは向上心の糧になることもあるが、上手く行かない時には自分より下の人(成績)を見て、「まだ大丈夫」と安心する材料にしてしまう。

そしてどちらかというと後者の意識のほうが効果が強いと考えている。

俺は比較的営業成績上位で安定していたが、1回だけ著しく低下した月があった。

振り返って気づいたのは、その月だけ他人の成績を意識していたのだ。

何故だか忘れたが、「今月は絶対1位の営業成績を取ってやろう」と考えて他人の成績を意識していた。

自分の調子が良い時は上位同士で切磋琢磨するしモチベーションアップに繋がるのだが、うまくいかなくなると自分より成績が下の営業がいることを確認して安心材料にしてしまっていた。

「まだ自分より下がいるから大丈夫」

全然大丈夫ではない。

この思考はモチベーションアップに寄与しない。むしろモチベーションダウンに繋がる。

それから他人の成績を意識することを辞めた。1位を取ってやろうと意気込むのも辞めた。

その代わりに、「昨日の自分と比べて今日はどうだったか」を意識するようにした。

当然毎日、昨日より良いわけではないが、内省は行動に繋がるのか営業成績は上位安定に戻った。

これは性格にもよるだろう。他人と競う方が良い人もいると思うが、俺は過去の自分と競う方が良い効果をもたらした。

転職を決意

きっかけは2つあった。

ひとつは当初決めた目標の通り3年たって振り返るタイミングが来たこと。もうひとつは、この職場で得るものが無くなったと判断したこと。

後者の判断には自信(過信?)だけではなく一応の根拠があるが、今回の趣旨にはそぐわないと思うので割愛する。

というか長くなりすぎた。

結果的に3年ちょうどで1社目を退職した。

コメント

“俺の履歴書~1社目~” への1件のコメント

  1. […] 今になって思えばこれも1社目で獲得した言葉の力によるものだろう(言葉の力は「俺の履歴書〜1社目〜」を参照されたい)。 […]

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